2011-03-09 Wed 01:42
ライブ4連投の3日目は、「~ Waltz. ~」と銘打たれたスリーマンのイベントライブ。前日のペトロールズワンマンの余韻も冷めやらぬまま、再びいそいそと家を出た。快く行かせてくれる奥さんの気持ちが何より有り難い。この日のチケット、ハイスイノナサ見たさに行った12/22の新宿MARZでのarイベントの物販で買ったもので、整理番号A-006と大変良番。
開場時刻の20分程度前にMilkyway前に到着、そのままMilkywayのあるビル3階へ向かったが、これから外で整列しますとのことでいったん1階へ戻された。この日は同じビルの2階に入っているTHE GAME でSOFFetの復帰ライブも行われていて、外階段から2階エントランスを見るとたくさんの花が飾ってあった。ビル前の歩道沿いに整列の後、一列になって再び外階段を3階へ。フロアに入り、ドリンクも貰わずにそのまま進んだらなんとセンター最前に行けた。こんなこと滅多にないし、そのままそこを確保することに。 ステージ前にはプロジェクタのスクリーンが天井から下ろされていてステージの様子はまったく見えない。そのスクリーンにはなんだかセックスのメタファーみたいな映像が繰り返し流れていて、これがとても眩しい。自分のシルエットがやけに黒々とスクリーンに映っているのが変な感じだった。開演時刻が近くなってふと後ろを振り返るとすでにフロアは人でいっぱいで、若い女性客ばっかり。僕はかなりの違和感をもたらしているだろう、という考えが一瞬頭をよぎるが、まあ気にしないことにした(笑)。 開演時刻の19:00を5分ちょっと過ぎた頃に客電が落ち、ギターの優しげなアルペジオの音とともにスクリーンが上がり、初めてステージの様子が一望に。ステージ下手の椅子に掛けて一人ギターを弾いている人が。僕はてっきり、まず最初はKuhの出番と思い込んでいたので、あれ?あれ?と混乱してたら、下手からarのメンバーが。ということで、1番手はar(アル)だった。 下手で最初にギターを弾いていたのはオオタツバサくん、センターにアコギのクボアツシくん、上手にベースのフジモトヨシタカくん、そしてセンター奥にドラムのムラカミフミタカくん、という配置。まず1曲目は「double face」から。優しいワルツナンバーで、オオタくんとクボくんの繊細なギターの音がとてもいい。メンバーが時折ムラカミ君を囲むように向き合って演奏しているのがとても暖かい感じ。演奏の途中でそのままクボくんがメンバー紹介。続いて「Φ」(ファイ)。CD音源では打ち込みエレクトロニカな感じだけど、この日はバンドアレンジで。タイトなベースとドラムがとても印象的。個人的にはCD音源寄りの音もライブで聴いてみたいなあ。さらに続けて「lovely dance」。このあたりでかなりハコの気温が上がってきていてとても暑かった!フジモトくんの額から汗がベースに滴っていたし、クボくんの首筋も汗だらけ。そして「ヘルプ」。なんとここまで一気に4曲連続。 「なんかあっという間だったんですけど、次が最後の曲です」とクボくんが言って、ラストは「hosi to kimi」。序盤の浮遊感あふれる繊細な演奏から、切ない感情が一気にほとばしる中盤にかけての急展開、そして不意にふっと終わる終わり方。。。何度聴いても素晴らしい!ここでarのステージ終了。arのMC、なかなか味があるのにこの日はほぼMCなしだったし、しかも曲数も少なくて残念。名残り惜しい、もうちょっと聴いていたかった! 《ar セットリスト》 1. double face(ダブルフェイス) 2. Φ(ファイ) 3. lovely dance ~あなたの中のボク~ 4. ヘルプ 5. hosi to kimi この時点で19:45、まだ開演から40分しか経ってない。再びスクリーンが下りてきて、ステージがまた見えなくなった。室温はますます上がり、着ていたレザーブルゾンを脱いで前の柵に掛けた。スクリーン裏では機材の転換が行われている様子。そのうち音出しが始まったんだけど、どの楽器も音が大きすぎる。特にギターアンプの音がギャンギャンうるさ過ぎて音出しの時点で耳を直撃する。2日前にPOLYSICSライブで耳を壊したばかりの僕、いや~な予感で暗い気持ちに。 客電とSEが落ち、20:05、スクリーンが上がって2ndセットのKuh(クー)がスタート。僕はKuhのことを全然知らなかったのだが、元ビークルのクボタマサヒコくんのバンドなんだ。。。道理で客の反応も良かったわけだ。下手にキーボード&ギターのタダヨシフミくん、上手手前にボーカル&ギターのクボタくん、そのややセンター寄り奥にベースのキクチタカユキくん、そして一番奥下手寄りにドラムのヤマモトヒロくん。クボタくんからヤマモトくんまで斜め一列に並ぶ感じの配置。 それで肝心の楽曲についてだが、一言でいえば分かりやすいギターポップで、差さる人には差さるんだろうけど、僕の好みじゃない。しかも音が大きすぎて音程が妙に下がっているように聞こえるし、クボタくんの歌唱力もやや怪しい感じだし。特にギターアンプの音量が大きすぎてやっぱり僕にはダメで、結局ギターアンプ側を向いていた自分の右耳を絶えず押さえながら聴く羽目に。残念ながら全体的にあまり楽しめなかった。この路線のバンドでなんでわざわざ爆音設定にするのかなあ、もったいない。未聴の楽曲ばかりなのでセトリは分からないんだけど、また観る機会があれば、こんどは普通の音量で聴いてみたいなあ。 Kuhは20:50終了。またスクリーンが下りてきた。この時点でもうだいぶ疲れてきていたけど、APOGEEまでなんとか持ちこたえなければ・・・ そして21:10、もう一度スクリーンが上がり、いよいよAPOGEEのライブスタート。2010年10月の渋谷CLUB QUATTRO以来だから約4か月半ぶりのAPOGEE。去年はマンスリーライブもあって割合短いタームでライブ参加していたので久しぶり感が強い。それにしてもセンター最前は近い!センターに永野くん、上手が大城くん、下手に内垣くん、そして下手センター寄りの奥に間野くんといういつもの配置なんだけど、演奏して歌っている永野くんをすぐ目の前で観るというのはとてつもなく贅沢な感じ。 あと、センター最前効果かも知れないが、永野くん、横ボーダーのロングスリーブTを着てたこともあり、いつもよりさらに小柄に感じた。 永野くんが挨拶のあと開口一番「暑い!何もしてないのに暑い・・・」と言った後、まず1曲めはなんといきなり「夜間飛行」から!場内がおおっ、とどよめく。最初に「夜間飛行」をやるライブって今まであったのかな?ただこの曲でも、ほかの曲でもそうだったんだけど、大城君のキーボードの音量が全体的に小さ過ぎた気がしてちょっと残念だった。続いて「Fallin’」。この曲はホントに完成度が高い。80’s洋楽の香りがして大好き。さらに続けて「Time To Synchronize」。この2曲、新曲群の中でも完全に定着した感がある。ほかの楽曲はいまどうなってるんだろう、音源化は進んでるのかなあ。 この後、永野くんがペットボトルの水を飲んだんだけど、床にペットボトルを置いて再び体を起こしたとたんボーカルマイクが永野くんの後頭部をヒット、という、あまり見たことのない光景が。「痛っ!」という声が裏返ってました(笑)。 続けて「Creatures」。さらに「ゴースト・ソング」、久しぶりの内垣くんのベースはカッコいい。そして「アヒル」へ。このあたり、対バンライブということもあり定番曲で次々に押していく展開。やっぱり「アヒル」は確実に盛り上がるなあ。ステージ下手袖にいた女性のスタッフさんが身体でリズムをとってたのが可愛かった。そして「グレイマン」!自然に手拍子が沸き起こって、客もみんなAPOGEEのライブをよく知っている感じ。そしてkuhを見たあとだからかも知れないが、永野くんは歌がうまいなあとつくづく思った。観客も凄く盛り上がっていて、この日一番の盛り上がりだった。 そのあと、大城君から、3/13の東京カランコロンとのツーマンライブ@SHIBUYA LUSHの告知。たどたどしい大城君のしゃべりに、永野くんが「すみません・・・」と観客に謝ってたのが笑った。本編ラストは「Heart of Gold」。終盤にかけての盛り上がりがとてもよかった。 アンコールは「久しぶりの曲を。冬だしね」ということで「Let It Snow」。3月なのに冬としか思えないこの日にぴったりの佳曲。これでライブ終了、終演22:00。 久しぶりのAPOGEEライブはあっという間。短か過ぎて物足りなさはあったけど、またそのうちもっと長いセットでやってくれるライブもあるだろうし、そっちに期待しよう。 しかしさすがにライブ3連投は疲れる・・・もうさすがにトシだ(笑)。 《APOGEE セットリスト》 1. 夜間飛行 2. Fallin’ 3. Time To Synchronize 4. Creatures (What Are We?) 5. ゴースト・ソング 6. アヒル 7. グレイマン 8. Heart of Gold En. Let It Snow スポンサーサイト
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