僕の行ったライブのレポをひたすら上げて行きます。
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2011/5/20 青葉市子独奏会@吉祥寺・キチム
2011-05-21 Sat 23:08
この日は青葉市子ちゃんを初めて生で観に吉祥寺へ。市子ちゃんの演奏を最初に見たのは3月の下北沢mona recordsでのワンマンライブで、これは直接参加できなかったので自宅でUSTREAMで見た。ふわっと可愛いのに、いつのまにか場を圧倒するその不思議な磁力に非常に衝撃を受け、直後にこのライブを予約した経緯があって、この日をすごく楽しみにしていた。

吉祥寺は僕のオフィスから近く、18:30にオフィスを出てキチムまでは20分ぐらいしかかからなかった。着くとすでに何人かが先着していて1階のカレルチャペック紅茶店の前のところに溜まっていた。僕も地下1階のキチムへ降りる階段のそばに立って開場待ち。スーツ姿の男性客はほんとに僕1人だけでとても浮いていた。キチムからはリハの音が聴こえてきて期待が高まる。開場時刻の19:00過ぎに階段を上る足音がして、いよいよ開場かと思ったら階段を上がってきたのはなんと市子ちゃん本人!ふわっとふくらんだ白いワンピース姿が可愛い。開演待ちの客を見てはにかんだように微笑んで、そのままカレルチャペックさんへ買い物に入って行った。

まもなくスタッフが上がってきて開場。入場順は予約客優先というだけのざっくりしたもので整理番号は特に関係なし。僕は階段の降り口にいたのでなんと1番に入場。入口でドリンクチケット代わりのクルミの実をもらい、最前列の上手側の腰かけを確保。ドリンクを飲みながらゆっくり開演を待った。坂本龍一のピアノライブ音源がSEで流れている。開演間近になって後ろを見たらいつのまにかぎっしりの客。

開演時刻を5分近く過ぎて、下手袖から市子ちゃんが登場。いったん出てきたが、もう一度下手袖に引っ込んで、譜面かセットリストかを手にもう一度戻ってきた。譜面台にそれをセットしてライブスタート。チューニングの後、ゆっくりと「不和リン」から。緩急と抑揚を効かせたギターに合わせ繊細に長く伸びる市子ちゃんの声にたちまち掴まれる。そのまま「灰色の日」「レースの向こう」と3曲続けて。暗く狭く閉じた世界に沈み込み佇んでいる気持ちになるが、それはとても心地いいものだった。しかも、強力なパワーで圧倒しているわけでもなんでもないのに、気が付くともう彼女の世界に取り込まれてしまっている。しかもそのままずっと聴いていたくなる。ほんとうに不思議な魅力があるなあ。

MCで「聖☆おにいさん」の話をしたあと「日時計」。緩急のコントラスト、強弱のコントラストがとても劇的で、たちまちぐいぐい引き込まれる。とにかく音の操作のしかたが素晴らしい。僕は市子ちゃんの曲のなかでこの曲が一番好きで、このあたり、七尾旅人とかの音遣いとも共通点が多い。つづけて、例のイントロから例の「巨乳は好きですか?」というMCを経て「イソフラ区ボンソワール物語」へ。徹底的におっぱいの歌で、市子ちゃんの楽曲のなかで孤高の異彩を放っている(笑)。市子ちゃん自身「もう一回歌いたいぐらい」というぐらい気に入っている模様。

客席は行儀よく静かな感じで市子ちゃんが「今日はみなさん大人しいですね」といっていたが、普段はどんな感じなのかな。市子ちゃん自身はだんだん盛り上がってきたみたいで、YMOの「Firecracker」のサビをさらっと弾いたあと、なんと七尾旅人の「I Wanna Be A Rock Star」のカバーを。これが可愛くて最高だった。「真夜中の部屋に俺一人」っていうところの歌い方が可愛すぎる!しかも照明の光線の具合で市子ちゃんがPerfumeのかしゆかにとても似ているように見えちゃって、かしゆかファンの僕としては二重の意味でたまらなかった。それ以外無いーぜ!素晴らしい!

さらに七尾旅人の同じアルバム「billion voices」から「one voice」のカバーを。途中で唐突に打ち切っちゃうところも最高だった(笑)。続けてなんと相対性理論の「地獄先生」のカバーを。この声で「ねえ先生~先生~」って畳み掛けられるとグラグラ来ちゃってまずいなあ(笑)。それにしても七尾旅人→相対性理論というのはフィッシュマンズつながりじゃないか。そのうちフィッシュマンズの曲もカバーしてくれないかなあ。

第一部ラストは「つよくなる」。マヌカハニーとプロポリスでつよくなる、アーモンドと小魚でつよくなる、って、なんて可愛い歌詞なんだろう(笑)。

しばらく休憩のあと第二部へ。「少女と檻」「腸髪のサーカス」と2曲続けて。「腸髪のサーカス」って「わたくしのサーカス」って読むのを初めて知った。はらわたの「わた」とおぐしの「くし」で「わたくし」なんだね。さらに「ポシェットのおうた」。第一部の終盤がどんどんゆるい感じになっていってたのと対照的に、第2部の出だしはまた抑制された感じでスタート。MCで「もともと人前で歌を歌おうと思って始めたわけではないので、人前で歌うのが怖かったんですが、最近やっと怖くなくなりました」ということで、その秘訣は「誰でもみんな寝て起きてうんこをしているんだ」と思うことだそうです。

次にやった「パッチワーク」も僕が好きな曲の1つ。マイナーの3連符のアルペジオからメジャーに転調して以降の展開の飛翔感というか、ぐんぐん高度が上がっていくような感じがとても好き。ちょっとブラジル音楽の要素が感じられるところがまたいい。

MCで、大貫妙子のサポート等で活躍中のバイオリニスト金子飛鳥さんとのジョイントライブ(6/4に西麻布Rainy Days caféで)の告知。この関係かな、そのあと大貫妙子カバーを2曲続けて。「夏色の服」「横顔」とそれぞれ対照的な曲調の曲だけど、どちらも市子ちゃんが歌うと彼女の世界になっちゃうんだよなあ。「横顔」は矢野顕子もカバーしていたけど、市子ちゃんのカバーが一番かわいいと思った。第2部本編は「道標」、それから「重たい睫毛」で終了。

アンコールは「新曲発表会にします!」ということで会場が沸いた。まず1曲目が新曲で、歌詞はまだついていないそうで、スキャットを乗せてさわりの所だけ。そのあと、市子ちゃんが「私は見つけてしまったんです、あちらのほうに」といって、僕の後方を指すので振り返るとなんとそこに七尾旅人が!これはすごいサプライズだった。後でTwitterのツイートを見ると、七尾旅人は高知のライブを終え羽田に着いたその足でキチムに直行したんだそうで、これが七尾旅人と市子ちゃんは初対面なんだって。その流れで、第1部にやった「I Wanna Be A Rock Star」のカバーを再び演奏(ただしさわりだけ)。こういうの、なんだか嬉しくなってしまうよ。ラストには「この曲には歌詞がつかないかもしれません」といって、切ないアルペジオと市子ちゃんのスキャットが印象的なもう一つの新曲をやった。「不和リン」と同じ香りのする佳曲。完成形をぜひ聴いてみたい。

22:05終演。マイミクのnagameeさんから、5/28上野水上音楽堂の「LOVERS FESTIVAL 2011」のチケットをnagameeさんがこの日の終演後物販で売るという事前連絡があった。挨拶だけでもして行こうと思ったが、思いのほか物販の列が長く、なかなか物販のテーブルの所までたどり着かない。吉祥寺から横浜の自宅までは下手すると2時間ぐらいかかるので、ちょっと待ちきれず、挨拶は次回に回しそのままキチムを出て家路についた。

市子ちゃんの次のワンマンは7/23の代々木上原・MUSICASAだそうです。これ土曜日なんだよな。行きたいけど、奥さんが許してくれるかな。


《セットリスト》

(第1部)

 1. 不和リン
 2. 灰色の日
 3. レースのむこう
 4. 日時計
 5. イソフラ区ボンソワール物語
 6. Firecracker(YMO)
 7. I Wanna Be A Rock Star(七尾旅人)
 8. one voice (七尾旅人)
 9. 地獄先生(相対性理論)
 10. つよくなる

(第2部)

 11. 少女と檻
 12. 腸髪のサーカス
 13. ポシェットのおうた
 14. パッチワーク
 15. 夏色の服(大貫妙子)
 16. 横顔(大貫妙子)
 17. 道標
 18. 重たい睫毛

 En1. 新曲
 En2. I Wanna Be A Rock Star(七尾旅人)
 En3. 新曲



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