僕の行ったライブのレポをひたすら上げて行きます。
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2011/10/7 Minuano/Peacebird@青山・月見ル君想フ
2011-10-09 Sun 07:25
この日のライブ、最初は全然予定していなかったのだが、尾方さんのツイートを見ていて急に行きたくなって、直前に予約した。実は僕は月見ル君想フは初めて。外苑前の駅から裏道を通って行くと、地図で思っていたよりもずっと早く、5分ほどの歩きで、18:55には会場に着いてしまった。階段を地下1階に降りたところにある受付でフライヤーとドリンクチケットを貰ってフロアに入ったら、そこは実はまだメインフロアからみて「2階」に相当する部分で、メインフロアはそこから吹き抜けになったさらに下の部分にあった。階段を下りてメインフロアに着くと、まだ場内には30人ぐらいしか客が来ていなかったが、いくつかある椅子席はすべて埋まっていた(というか、この時点で僕以外は全員座っていて、僕がこの日最初の立見客だった)。仕方がないので、ドリンクを貰って、センター前方のテーブルにグラスを置き、そこで見ることにした。時間が経つにつれ徐々に客の人数が増えてきたが、スペースに余裕があるせいか、後から来る観客も僕より前には来ようとしない。おかげでいつの間にやら僕がセンター最前列を取る形になっちゃった。

改めてフロアを見渡してみると、吹き抜けになっているため天井が高く開放感がある。ちょうど新宿MARZの空間のような感じ。ステージ後方の壁には大きい白い円が描かれていて、これが月ですね。薄暗いフロアの中、天井のミラーボールからの光が、月の上をゆっくりと流れて行くのが幻想的で綺麗。そしてステージサイドにはきれいに磨かれた流木が立ててあって、これは姉妹店の代官山・晴れ豆と同じ感じ。お洒落なハコだなあ。
それにしてもちょっと疲れが溜まっているせいもあり酒の回りが早く、足元が覚束ない感じになったので、片手をテーブルに置いて揺れを支えつつ開演を待った。場内SEはイヴァン・リンスやパット・メセニーが掛かりまくってて、これ絶対尾方さんの趣味だよなあと思いながら聴いていた。

開場予定時刻の19:30を10分ほど過ぎて場内SEがMinuanoの「宵街」に切り替わり、やがてMinuanoのメンバーが下手の袖からステージに登場。よく見ると、これはキーボードの竹内さんを除けば、Lampがバンドセットでやるときの編成とほぼ同じじゃない!平たく言えば、Lampのバンドセットから染谷くんを抜いたもの、ということ。しかもステージ上で機材の調整をしているときにその染谷くんがフロアのどこかから登場してきて、カメラを片手に尾方さんや香保里ちゃんと会話をしてたりしていたし、もしそのまま染谷くんがステージに上がったら完全にLampの別名ユニットだ(笑)。ちなみにステージ上はフロントから、下手がアコギを持った永井くん、センターが香保里ちゃん、上手に尾方さん。そして後方には下手にキーボードの竹内さん、センターにドラムの佐々木さん、そしてその上手隣にベースの椎名さん、さらに隣はギターを持った松尾さんという配置。「後ろが詰まってるみたいなんでもう少し前へ」と促され、全体的に前へ出てみたら、完全にセンター最前列になっちゃった。周りには僕みたいにスーツ姿のリーマンはほとんどいなかったから、このライブに来た人がこのレポを読んだらほぼ100%の確率で僕のことを特定できるでしょう(笑)。

オープニングは佐々木さんのドラムが強烈なインスト曲からスタート。尾方さんがクイーカーを。そのまま続けて「曇りガラスに街が流れる」へ。香保里ちゃんのカントリーっぽい濃色のワンピースに赤いタイツの組み合わせが可愛い。Lampでもそうだけど、こわばったような無表情で歌うのが香保里ちゃんの特徴で、相対性理論のまるえつちゃんに通じるものがある。個人的にはもっと情感のこもった表情で歌ってもいいと思うんだけど、ダメかなあ。

2曲やって香保里ちゃんと尾方さんの挨拶MCを挟んだ後、「宵街」「ペーパームーン」と2曲続けて。つくづく思うんだけど、メロディーの良さといい、不意の転調の気持ち良さといい、Minuanoの楽曲とLampの楽曲はお互いにものすごく似ている。Lampのソングライター2人(永井くん、染谷くん)とMinuanoのソングライターである尾方さんとは音楽的なバックグラウンドに共通項がとても多いせいだろう、たぶん。全然知らない人に、MinuanoとLampの曲を混ぜこぜにしたあとで2つのバンドに分けなさいといっても、絶対分けられないと思う。しかもメインボーカリストが共通、さらには曲名がまたLampっぽくて、ますます見分けるのが困難。まあどっちにしても、聴いていてとても気持ちいいわけなので、別にいいんですが(笑)。

次の曲は尾方さんが前のユニットで作った曲に香保里ちゃんが歌詞をつけたという曲で、香保里ちゃんと尾方さんのコーラスがいい感じ。時々ステージ後方の大きい円に、月面の写真がぴったりと映し出される。さらにみんながバードコールや口笛を一斉に鳴らして始まる、1stアルバム「Love Logic」の収録曲「レモン哀歌」。冒頭で香保里ちゃんがフルートを。この日のサポートメンバーはもう安心して見ていられる。椎名さんのベースと佐々木さんのドラムがとても上手くて、松尾さんのギターもさりげなくて、とてもいい感じ。
終わったあと尾方さんのメンバー紹介MC。尾方さんがどのメンバーのこともものすごく持ち上げて紹介していて、尾方さんの誠実な人柄を感じさせる。実際の面識はないけど、たぶんすごくいい人なんだろうなあ。MCのあと、椎名さんのベースソロから「それいゆ」。尾方さんのピアニカにほんわり。そして次のアルバムに入る予定だという、未発表曲の「蜃気楼」。これもいい曲だなあ。最後は、もう一度メンバー紹介MCが入った後、「果てるともなく続く宙」。佐々木さんのドラムソロをフィーチャーした入りが大変カッコいい。

20:27にMinuanoのセットが終了。ブラジルっぽくもあり、シティポップスっぽくもあり、聴いていて本当に気持ち良かった。決して今風の音ではないんだけれど、70年代から80年代にかけての空気を感じる良質なポップサウンドだと思う。こういう音を今この時代に現在進行形で聴けるというのはとても貴重なことだと思うし、これからも息長く活動していってほしいなあと思う。


《Minuano セットリスト》・・・尾方さんのFacebookより転載。

 1. ドラム&コンガ・デュオ~オープニングインスト(untitled)
 2. 曇りガラスに街が流れる
 3. 宵街
 4. ペーパームーン
 5. 真夜中のラウンジ(仮題)
 6. レモン哀歌
 7. ベースソロ~それいゆ
 8. 蜃気楼
 9. ドラムソロ~果てるともなく続く宙

《メンバー》 Minuano

 榊原香保里(Vo,Fl,Per)
 尾方伯郎(Per,Cho,Key)


《サポート》

 永井祐介(Gt,Cho,Per)
 松尾由堂(Gt)
 竹内大輔(Key)
 椎名達人(Ba)
 佐々木俊之(Dr)



セットチェンジで、キーボードが別のモノに取り換えられて、尾方さんのコンガやツリーチャイムは尾方さん自身がステージ後方へ移動。ステージ上は下手から順にキーボード、ドラム、ベース、パーカッションというシンプルな配置になった。ステージ後ろの円には「peacebird」の文字が映し出されている。

Peacebirdはスウェーデン人のヨハン・クリスター・シュッツ(Gt、Vo)のソロユニットで、実は僕はpeacebirdの音を聴くのはこの日が初めて。CDを聴いたことはおろかYouTubeでも聴いたことがない。でも尾方さんのツイートで絶賛されていたこともあり、どんな音なのかとても楽しみにして開演を待った。そのうちステージにはヨハンとサポートメンバーが上がり、機材の調整が始まった。サポートメンバーのうちドラムの佐々木さんとパーカッションの尾方さんはMinuanoのセットから連続での登場。あと、下手フロントに来たバッキングボーカルのChihiroさんがセクシー。脚とかものすごく見ちゃったもん(笑)。

SEが消えて、20:42に「Slow Down」からPeacebirdのセットがスタート。とても穏やかで素直。ヨハン、なんと日本語で頑張ってMCをしていてすごい。決して流暢ではないけれど、優しい人柄が伝わってくるような話し方で、これを聞くとたぶんみんな彼のことを好きになってしまうだろう。

次の曲は土岐麻子への提供曲のセルフカバー「Let The Sunlight In」、続けて「A Little Bit More Real」。どの曲も穏やかでフォーキーなポップソングで、コード進行も素直だしまるでひねくれたところがない。僕としてはこういう楽曲は本来あまり差さらないはずなんだけど、なぜかこういうのもいいかなと思ったのはどうしてかな。ヨハンがいい人だからかな。でもバンドセットでライブを演るなら、アルバム音源のようにアルトサックスを入れた方が断然いい感じ。それかいっそのこと完全にアコギ1本での弾き語りにしてもいいなと思った。さらに続けて、「皆さん、楽しんでますか?」とのヨハンの言葉に続いて、アップテンポな曲を1曲。曲名は分からないんだけど、これは身体が動くいい曲だった。

MCでヨハンが「FMラジオでPeacebirdの曲がたくさんかかっててびっくり。今日のライブ、ホント楽しみにしてたから嬉しい」と素直な喜びを語ってた。メンバー紹介の後、バッキングボーカルのChihiroさんを入れて「Baby Just Relax」を。Chihiroさんの歌もいい感じ。さらに、ヨハンがストックホルムのアパートに5年間住んで、そこから引っ越すときに作った曲という「Pickin' Up The Pieces」を。ここでChihiroがハケた。ChihiroさんはPIECE OF PEACEのメンバーだということをヨハンのMCで初めて知った。ということはPatchworks Labelつながりで赤い靴の神谷くんや東川さんともつながってるということか。これは意外な接点。俄然10/15(土)の「浪漫の会Vol.3」に行きたくなってきたけど、果たしてうちの奥さんが行かせてくれるだろうか?

次の曲は「Don't Bring It Up」。80年代前半の洋楽ポップソングに通じる、これも穏やかな素直な曲。続けて次は「I Love You」。一転してアップテンポになり、ヨハンのアコギも激しく掻き鳴らされる。ヨハン曰く、「新しいアルバムでは結構アップテンポな曲作りました」ということだった。さらに次の曲は「After The Rain」。ステージ後方の壁の、白い円のところをスクリーンにして夜明け直後の草原の映像が映し出されて、とても幻想的。曲が終わった後、ヨハンがMCで「きょう・・・お疲れさまでした」とボソッと言って観客から笑いが沸き起こった。物販の告知(CD、Tシャツ)とライブ告知。ライブは10/15に藤沢、11/5はタワレコ新宿でインストア、と次々に予定されているみたい。最後は「Peace」で本編終了。

アンコールではまずヨハンが「僕の大好きな曲」ということでチャップリンの「Smile」をアコギでの弾き語りで。意外な選曲だけど名曲中の名曲。いい曲だなあ。しかも歌詞が素晴らしい。聴いていて、涙が出そうになった。続いてスウェーデン語歌詞の「Balans」、これはとても好きな感じの曲だった。今日やったヨハンの曲の中で一番差さった。こういうMBPの香りのする伸びやかな曲は以前のヨハンの作風だったみたいで、この曲ならMinuanoとの接点もよく分かる気がするが、いまのヨハンはちょっと路線を変えちゃったようだ。

最後はもう一度サポートメンバーを呼んで、「Anything For You」で終わり。21:53終演。
サポートメンバーがヨハンを暖かく囲んで、優しい曲を穏やかに演奏していくスタイルは見ていてほっこりする。楽曲は必ずしも僕好みというわけではないんだけれど、なぜか聴いていてもいいなあと感じさせる不思議な魅力のあるユニット。やっぱりヨハンの人柄なんだろうな。


《Peacebird セットリスト》

 1. Slow Down
 2. Let The Sunlight In
 3. A Little Bit More Real
 4. (不明)
 5. Baby Just Relax
 6. Pickin' Up The Pieces
 7. Don't Bring It Up
 8. I Love You
 9. Peace

 En1. Smile(Charles Chaplin)
 En2. Balans
 En3. Anything For You


《メンバー》Peacebird 

 ヨハン・クリスター・シュッツ(Gt、Vo)


《サポート》

 坂和也(Key)
 佐々木俊之(Dr)
 田中啓介(Ba)
 尾方伯郎(Per)
 Chihiro(Vo)

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