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2011/10/20 キリンジ @SHIBUYA-AX (Day2)
2011-10-21 Fri 02:52
今週の月曜日に上司が異動。新しく上司になった後任者は以前の部署での同僚。長くやってるとこういう巡り合わせってありますね。で、新上司になっていきなり週中の木曜日に定時退社してしまうという荒業で、SHIBUYA-AXに駆けつけちゃった(笑)。整理番号はA567とさほど早くなかったが、意外に開場後15分で呼び込まれ入場。フロアは前の方はかなり詰まっていたが後ろにはまだ余裕がある感じ。僕はセンターバーのすぐ上手側、前から10列目ぐらいの、ちょうどバーが終わるあたりに陣取った。今日はSEもあまり聴こえず、周りのおしゃべりの声ばかり聴こえてくる。客層はいつものごとく女性が8割がた占めていたが、年齢層が実に高い!ほとんどの観客が僕と同年代(つまりは40歳代)にしか見えない。キリンジのファン層全体が、いつのまにかキリンジと共に齢を重ねたようだ(笑)。

ステージにはフロントから下手にペダルスティール、センターと上手に1本ずつのスタンドマイクとそれぞれの脇にギター、そして後方は下手にサイレントベースとベース、センターにドラムセット、上手にはキーボード、という配置。

開演予定時刻を5分押して19:05にサポートメンバーが、そして相次いでキリンジの2人が下手袖から登場。センターのマイクスタンドには堀込弟、上手側のマイクスタンドには堀込兄が立った。サポートメンバーは上記の楽器の配置でわかるとおり、フロント下手にはギター&ペダルスティールの田村玄一さん、その後ろのセンター寄りにはベースの千ヶ崎学さん、センター後方は楠均さん(Dr)、上手後方のキーボードには伊藤隆博さんが。そして1曲目の「スウィートソウル」が始まるとフロアから歓声が上がった。この曲、スローで落ち着いた曲なのに、1曲終わった途端に大歓声!いかにこのライブがファンから待ち望まれていたかが良く分かる。堀込弟がほとんどの曲でメインボーカルを取り、そこにコーラスで堀込兄と田村さん(ときどき楠さんも)が加わるというスタイルで、弟の声もいつにも増して伸びやか。弟はホントに歌がうまくなったなあ。

サポートメンバーはおなじみの手練れのメンバーで固められていて実に安心感がある。この日のライブは、わずかにレコ発ライブの色彩を帯びてはいたものの、基本的には新旧の佳曲を次々と演っていくという趣向で、具体的には「普段あまりやらない曲をやる」というコンセプトで選曲したとのこと。振り返ってみると、ライブでは聴いたことのない曲がものすごく多くて、実に泣かせる選曲。前半で「牡牛座ラプソディ」のイントロが流れてきたのが分かった瞬間など、嬉しくて叫んじゃったもんな。

「クレイジー・サマー」まで5曲続けてやった後のMCで、兄弟の挨拶に続いて上述のコンセプトを弟が説明。つぎの曲に行く前に兄がシャツの袖をまくっていると弟がボソッと「太腕繁盛記・・・」と言うとフロアが爆笑に包まれた。女性客が多いということもあり、ちょっと面白いだけで何でもかんでもフロアが沸くのはご愛嬌かな。

MC明けの1曲目はなんと「悪い習慣」。好きなんだこの曲、嬉しかったなあ。ただし最近痛飲する機会が増えてきた僕にとっては自戒を喚起する曲でもある(笑)。さらに続けて「DODECAGON」から渋いところを2曲。もうこのアルバムから5年も経つんだなあ。そして「地を這う者に翼はいらぬ」と続いた。いやあ懐かしい、またうちの子どもが小さかった頃、家族で那須高原に旅行したときに車で掛けてて、「いやースティーリー・ダンっぽいなあこれ」とかしみじみしてたんだよなあ、といった過去の思い出がふと蘇った。

MCを挟んで、続く4曲は最近出たセルフカバーアルバム「SONGBOOK」から。「OMNIBUS」もそうだったけど、キリンジは楽曲提供の仕事にもすごくいい曲が多い。今日やった4曲では「わたしの青い空」と「それもきっとしあわせ」が個人的に気に入っている。特に「わたしの青い空」では今日のライブで唯一堀込兄がリードボーカルを取ったが、兄のすこしかすれた気怠い声質が好きな僕にとっては嬉しかった。ギターもクラシックギターでちょっとスパニッシュなアレンジになっていて、大変カッコいい。それから「それもきっとしあわせ」は素直な歌詞と弟の歌唱が心に沁みる。兄の作詞だそうなんだけど、「歌いたい歌がある/私には描きたい明日がある/そのためになら/そのためになら/不幸になってもかまわない」なんて、聴いただけで泣いちゃうよ。

この4曲をやった後のMCはグダグダ。弟が「紅白に出るのに何の曲をやろうか・・・という夢を見た」という、キリンジ紅白出演か?と一瞬色めき立つような発言をしてフロアが沸いた。弟が見たその夢の中では「自分たちの曲じゃない曲から選べ」と言われて「ダルダラ」という曲をやることになったそう(笑)。すると、すかさず兄が「じゃあ『ダルダラ』やってください!」と振りにかかって、挙句、兄が自分でギターを弾きながら「ダルダラ~」とモロに「流し」風に歌い出したのがめちゃくちゃ可笑しかった!結局弟は「ダルダラ」歌いませんでしたが、目下歌詞募集中だそうです(笑)。ちなみに兄の夢は、ライブ演っても客がいない、とか、ギターの弦を張り替えてもらったはずが1本も弦がなくなってる、とか、リハ終わってないのにライブ本番、とか悪夢系のものばっかり(笑)

迎えた終盤はなんと「風を撃て」から!これは嬉しいサプライズ。これなどインディーズデビュー音源の楽曲だけど、まったく古さを感じない。そのほかにも古い楽曲をこの日はたくさんやったけど、長続きしているアーティストってことごとく初期楽曲に名曲がぎっしり揃っているなあと実感する。高いレベルで完成された状態で世に出て、さらにそこから進化と変容を遂げて行くからますます長続きする、ということなんだろうな。あと終盤の楽曲ではもう1曲、兄のソロ楽曲「絶交」をやったのもサプライズだった。しかもなんとボーカルは兄ではなく弟!いやあ弟バージョンも良かった。本編最後の「夏の光」では場内が暗転した後いきなりミラーボールが出現!光のつぶてが高速で場内を走るのがとても幻想的で綺麗だった。爽やかさが突き抜けてるね、今日ライブで聴いてこの曲の良さが改めて分かった気がする。

アンコールでは「鼻紙」「くよくよするなよ」とまた地味なところから持ってきた。この日みたいなレア曲祭りの趣向だったら、いっそのこと「乳房の勾配」とかやってくれたら良かったのにな(笑)。
そして大トリは震災支援ソング「あたらしい友だち」。この曲の音源を初めて聴いたときの衝撃は忘れられない。震災から逃れて避難してきた転校生を心から温かく迎え入れる子どもの視点から歌ったこの曲、直接的な状況説明など一切ないのにこんなに突き刺さるなんて。子を持つ親として、こういう曲には実に弱い。もうホントにボロボロ泣いたもの。そしてこの日も、やっぱり泣いてしまった。。。

終演21:26。終盤のミラーボールを除けば特にド派手な演出もなかったけど、意表を突く選曲がナイス過ぎ!粒ぞろいの佳曲を手練れのメンバーがいい音で届けてくれて大満足。まさにオトナのための、質の高い、充実のライブでした。


《セットリスト》
・・・「太陽とヴィーナス」を入れ忘れてたので追加。

 1. スウィートソウル
 2. 鋼鉄の馬
 3. 温泉街のエトランジェ
 4. 牡牛座ラプソディ
 5. クレイジー・サマー

 6. 悪い習慣
 7. 柳のように揺れるネクタイの
 8. Lullaby
 9. 地を這う者に翼はいらぬ

 10. ハルニレ
 11. わたしの青い空
 12. お針子の唄
 13. それもきっとしあわせ

 14. 風を撃て
 15. 僕の心のありったけ
 16. Golden harvest
 17. 太陽とヴィーナス
 18. 絶交
 19. ジョナサン
 20. 夏の光

 En1. 鼻紙
 En2. くよくよするなよ
 En3. あたらしい友だち


《キリンジ》
 堀込泰行(Vo、Gt)
 堀込高樹(Gt、Vo、Cho)

《サポートメンバー》
 田村玄一(ペダルスティール、Gt、Cho)
 千ヶ崎学(Ba)
 楠均(Dr、Per、Cho)
 伊藤隆博(Key、Acod)


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