僕の行ったライブのレポをひたすら上げて行きます。
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2013/4/21 ヤセイ・コレクティブ@ Shibuya O-nest
2013-04-29 Mon 23:06
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待ちに待ったこの日のライブ。思い返せば昨年12月、吉祥寺GBでZa FeeDoを見て衝撃を受けたのがきっかけで、その後、Za FeeDoとメンバーが半分重なるヤセイ・コレクティブの存在を知り、それ以来ずっとライブ参加の機会を窺っていた。ようやく行けることになったこの日はワンマンライブ、しかもジェントル久保田に類家心平にOvallのShingo Suzukiとmabanuaの2人という超豪華ゲスト!もう何をおいても行くしかないでしょう、このライブ!

横浜を16時半ごろ出たが、この日は4月の最低気温記録を更新したという大変寒い日。冬に逆戻りしたような気温に合わせて、完全に冬の恰好で出発した。強く吹く冷たい風に、指先がかじかむほど。O-nestには開場時刻の18時少し前に到着。エレベータ前で待っていたら、フォロワーのまきさんとママさんと初めてお目にかかりご挨拶。お2人はそれぞれお住まいの長野県、愛知県からの遠征で、遠征など殆どしない僕はその行動力にひたすら敬服します。18時ちょっと過ぎにnestの6Fラウンジに上がり、物販で何枚か音源を買ってロッカーに突っ込んだ後、さっきのお2人としばらく雑談。お2人とも、会う前に想像していた印象と全然違う印象の方で、初顔合わせはこういうところも面白い。

暫くすると呼び込みがあってフロアへ。フロアでは飲み物を片手にひたすらDJの音に身体を委ねた。この日DJを担当したのが大谷能生さんだったのだが、これが大変いい感じ!酔いのせいもあって、ゆらゆら揺れて気持ち良かった。見ると周りの観客の皆さんもお連れの方と会話を交わしながら思い思いに揺れていて、開演前からフロアはいい感じの仕上がり。結構フロアはたくさんの客入りだったが窮屈感は全然なく、前後左右に激しく揺れてもほぼ大丈夫なぐらいのゆったり度。僕がいたのはセンター3列目あたりだったけど、快適そのもの。

19:11開演。メンバーが上手の袖から順に出てくるとフロアから拍手。「すげえ久しぶりのワンマン。気楽にやろうと思ってるんで、みんなも楽に聴いてね!」とバンドのフロントマンでドラマーの松下マサナオくんが挨拶しての1曲目は、細野晴臣さんっぽい「いいわけないじゃないのー」というサンプリングボイスが印象的な「Iiwake」から。いきなり出だしから荒っぽく音が疾走する!そうかと思うと、中盤ではいったんメロウな曲調のエレクトロニカに変化。そしてさらに「いいわけないじゃないの」のサンプリングボイスをキューにして再び超高速で疾走!!最初からグルングルン音の塊に身体が揺さぶられて、とにかく圧倒的!しかも、リズムがもの凄く複雑なのに、バンドのメンバー全員が寸分の狂いなく合わせてくるのが驚異的。まさに異能のバンドだね!

続けて先日音源がリリースされた「CHAT-LOW」。斎藤くんのボコーダーを通したボーカルがいい。ヤセイの楽曲の中ではメロディ展開もリズムも一番オーソドックスで実にポップ。あれ?これは変態じゃないの?と意外感さえ感じる(笑)。いい曲だねえ!

「まだまだ続くんで、最後まで楽しんでってください!」と一言マサナオくんが挨拶したあとの「MML」は、可愛いシンセの電子音に引っ張られた高速グルーヴがぐいぐい盛り上げたかと思うと、中盤で減速してジャズのインプロ風に展開、さらにその先にはプログレっぽいグルーヴの渦がトグロを巻いていて、そこを抜けると再び高速シンセのメロに牽引されるという、まさにローラーコースターのようなウネウネの展開が強烈!終わった瞬間の観客のアガり方がとにかく凄まじく、フロアの温度も一気に上がった!さらに「今日のために新曲を用意しました!難しいんだよこの曲!」とマサナオくんが言ってスタートした曲は「Demodori」というタイトル。デモドリって出戻り、デモ録り、どっちかな(笑)?この曲、ギターの拓郎くんが弾くギターのフレーズだったり、別所くんのシンセのフレーズだったり、ところどころポップさが散らしてあるんだけど、そもそも人に媚びようとか、客に理解してもらおうといった擦り寄りの姿勢が全くない。特に中盤以降、曲調もまさに変幻自在、さらには途中で劇的に減速して止まっちゃったり、いきなり加速してはまた減速したり、テンポのコントロールがもう変態そのもの。ノッてる最中にぐるぐる攪拌されるような気色悪さが癖になる長尺の問題作です。これは音源化してほしい!

ここでマサナオくんから最初のMC。「今日は2部制です。1stセットはうちらだけでやって。皆さんのノリがあんまりだと、2ndセットもうちらだけでやるかもわかりません」といって会場を沸かせる(笑)。そのMCの後は「Chemical Wash」。ボコーダーを噛ませた拓郎くんの「ケ・ミ・カ・ル・ウォッシュ」という歌唱をキューにマサナオくんの超高速ドラムが激しく疾走して複雑なリズムを激しく叩きまくるのがとにかく凄い。リズムが速いし、複雑すぎるし、ノリどころが全然掴めない!途中でいったん静かに止まったあとに、再び超高速で疾走して、そのまま続けて「Conditioner」へ。スローな入りからテンポチェンジを繰り返して終盤の大団円へ向かう展開は、まるで演劇のようにドラマティックで、ため息が出る。凄い!そして1stセットのラストは「Kodama」。この曲、他の変態楽曲に比べるとまだ聴きやすく分かりやすいのに、終了直前に変態が顔をチラ見せしてくるところが油断できない(笑)。1stセットは19:58終了。もうここまでだけでも相当濃い内容で、冬の気温に合わせて着込んでいた僕もかなり汗ばんでしまっていた。いったんトイレに行って、再びフロアに戻ってきたら、さらにフロアのお客さんの数が増えていた。僕が満員のnestを見るのはホントに久しぶり。いい景色だなあ!

少し長い休憩時間を挟み、20:22に2nd セット開始。まずは、繰り返される警告音のSEに続く中西くんの強烈なベースから「Really Real Time」から。この曲、スペーシーな電子音がまるでROVOみたい。でも激しいテンポチェンジはここでも至る所に出てきて、複雑な展開に脳をグルグル回転させられているよう。わくわくがとめどなく湧き出てきて、僕の顔はニヤけっぱなし。中盤からスペーシーにどんどん加速していって、そのまま宇宙に飛ばされてしまいそう!続けざまにこの日最初のゲスト、ジェントル久保田が登場!まず「Impro」でスローにコラボ。ジェントルがプランジャーミュートを使ってメインのメロディをトロンボーンで演奏。なおジェントルが使っていたプランジャーは、トイレ詰まり用のスッポンそのものでした。あれってそのままミュートに使うんだ!ズンッ、ズンッ、と踏みしめるようなグルーヴ、こういうスローな曲でも熱くなれるなあ!

そこからのMC、マサナオくんとジェントルとのやり取りがとにかく長い長い(笑)!「なんでこんなカジュアルなんだお前ら!何枚も着てるよ僕は!」とジェントルが観客を笑わせた後、前日の沖縄での在日ファンクライブの余韻も醒めないうちに東京へ帰ってきたエピソード。「もう、ライブとライブの合間の、ほんのちょっとしか楽しめないから、5食食べて帰ってきた!」だって(笑)。この2人が知り合ったのはもう10年以上前、和光大学のジャズ研でジェントルがマサナオくんの1学年上だった頃からの付き合いだそう。マサナオくんが、初めて部室に行ったら、そこで1人でトロンボーンを吹いていたジェントルが「君はさあ、まだドラムセット早いんだと思うんだよねー。みんなはね、それで1年やるんだよ」と言ってゴムのパッドを指差したというエピソード、めっちゃくちゃエラそう(笑)!「言わないでよ~」と恥ずかしそうに焦ってたジェントルが可愛かった(笑)。本人曰く「まだそのときはジェントルじゃなかった」そうです(笑)。

続く別所くんの物販MCは、マサナオくん曰くの「在日ファンクのギターのチャラい奴」(笑)ことオオギナのスベリ芸(笑)の影響を受けたらしく、それを聞いたジェントルが「じゃあまず別所くんのそれ聞くよ」と別所くんに振ると「こんな最悪な振りある?」と別所くんもやりづらそう(笑)。で、物販のグッズ(ステッカー、バッジ、Tシャツ、などなど)を別所くんが淡々と紹介していくと、ジェントルが「別所!今の、商品を言って値段を言っただけだろう!愛に助けられやがって!無いんだよ愛は!この世にっ!」と別所くんの物販MCに猛然とダメ出し(笑)!代わりにジェントルが「Really Real Live 4」の物販MCをいつもの在日ファンクでの物販告知MCそのままの流暢さで滑らかに担当すると、フロアは凄い盛り上がり(笑)「別所!これだよこれ!」と興奮気味にマサナオくんが別所くんに叫んだくだり、最高に楽しかった(笑)。

もう1曲ジェントルとのコラボは楽しい高速ナンバー「Bong Bong Chin Chin」。楽しい前半に続いて、演奏後半はまさにジェントルの一人芸の独壇場!楽器を置いたジェントルが、ピンスポットの当たる中で「私は・・・神です」と神が降臨する姿をトランシーに演じる長尺の爆笑パフォーマンス(笑)!!最後、「神は・・・召されました」とか言って、ヤセイのメンバーを1人ずつ叩き斬るジェスチャーをして回ったあと、やっと曲に復帰(笑)!最後にマサナオくんがジェントルを紹介して終了!

ジェントルが袖にハケた後はヤセイメンバーだけで1曲。この曲、「Arowari」という未音源化曲だそうです(中西くん、ご教示ありがとうございます!)これがまた、晴れた空を思わせる、高度感あふれる、素晴らしい曲!変態楽曲ばかりじゃなくて、こういう曲も作れるんじゃないですか!ヤセイの引き出しの多さが分かる曲。ほんと好きだなあ。

続いてのゲストはトランペットの類家心平くん。「Goto」のイントロの電子音に合わせてマサナオくんが紹介すると、上手袖から類家くんが登場。これ、鋭く吼える類家くんのトランペットがフロアの空間を切り裂くと、そこに真正面からマサナオくんの精密超高速ドラムが激突するというもの凄いコラボでした。しかもほか2人のヤセイメンバーも完璧に統率されたリズムでビシッと追従してくる。ホント凄い、レベルが高すぎる。

「僕が日本で一番好きなトランぺッターです!類家心平っ!・・・日本で一番好きになったのが、先月なんですけど」といって会場を沸かせる。なんでも、マサナオくんが類家くんのバンドを見に行っての一目惚れだそう。(「打ちのめされた」とか言ってたぐらいだから相当だよね)ただし、その類家くん、ジェントルのパフォーマンスの後は相当やりにくそうな様子で、やや苦笑めいた笑顔が何とも言えなかった(笑)。

類家くんの「いや、買いたくない方は買わなくていいんです・・・」という控えめな物販CDの告知(笑)に続いては、もう1曲類家くんコラボで「Uncle『B』」。中西君のお子さんが生まれて、別所くんがおじさんになる(ということは別所くんのお姉さんか妹さんが中西くんの奥さんということか)、ということで名づけられたこの曲、抑制されたテンポなのに波のような抑揚が揺さぶってきて大変いい感じ。ミュートを付けた類家くんのトランペットの音の輝きがとにかく素晴らしい!ヤセイにもホーン隊が常駐すればいいのになあ!!

マサナオくんからこの日のオープニングDJ、そして1stセット後のDJを担当した大谷能生さんの紹介があった後、この日最後のゲスト、OvallのShingo Suzukiくんとmabanuaくんが登場!最初、ゆったり自由にみんながフレーズを弾きながらスタートして、そのうちShingo Suzukiとベースの中西くんのがベースフレーズで会話をするようにフレーズのやり取りがスタート。そこにかぶさるように、mabanuaくんとマサナオくんもドラムフレーズのやり取りを始めて、ちょうど2組のバトルが同時進行する形に!それがそのままアドリブのセッションに展開して熱く盛り上がった!これがとても良くて、自然に身体が動き出してしまう。そして続いたのが、まさかまさかのOvall楽曲「Take U to Somewhere」!イントロが鳴った瞬間、フロアから大歓声!拓郎くんのボコーダーを噛ませたボーカルも良くて、この編成で演るOvallの曲はホントにアガったなあ!ついでに「Mary」あたりもコラボしてくれたらもっとアガったのに(笑)。

ShingoくんがMCで開口一番「なんかもう、やり切った感あるんだけど!すごい楽しいですね」ととても楽しそう。Shingo くんがステージ袖から見ていたフロアの光景は、みんなすごくいい顔してたんだって。僕も振り返ってみれば良かった。そもそも僕自身、最初から最後までにやけっぱなしだったもんなあ。Ovallとヤセイの馴れ初めは、マサナオくんが3年前、アメリカから帰国してヤセイを結成した頃にmabanuaくんにメールを送ったのがきっかけだそう。「最初、mabanuaのこと外人だと思ってて『Hey man, what’s up?』って感じの文面送ったら無視された」というエピソードが笑えた。昨年12月の青山の月見ル君想フでのヤセイとOvallのツーマンで仲良くなったらしい。そんな濃いツーマンやってたのか、全然知らなかった。知ってたら絶対行ってたのに残念!mabanuaくんが、Shingoくんと中西くんのことを「この2人、弾くフレーズがそっくり。顔も何だか似て来た」って言ってたのにはじわじわ来た(笑)。

さらにもう1曲このメンツでコラボ。チップチューン風の入りからスロースタートする未聴のその曲は、「Shinkado」という未音源化曲でした(中西くん、再びご教示ありがとうございます!)。途中でテンポアップして加減速を繰り返しつつ、スペアザを思わせる曲調でグイグイ展開していく感じがたまらない。そうかと思うと「MML」っぽく曲調が変わったり、Ovallっぽい曲調に変わってみたり、またスペアザっぽく変化したりと、とにかく多彩!すごく盛り上がったなあこの曲。これも激しく音源化を期待してしまう。

「いっぱいゲストも来てくれて。久しぶりのワンマンってことで気合入ってたんですけど、無事終われて良かったです」とマサナオくんの挨拶MCに続き、「最後、日曜日に、この曲やって終わりにします」ということで本編トリは「Sunday」。他のメンバーの音に拓郎くんのボコーダーのボーカルが絡みつく。この曲、やっぱりあくまでもポップだよね。ここまで来ると、見ている僕もかなり体力を使い尽くした感じに(笑)。ほんとに盛りだくさんだよね!

アンコールの拍手に応えて、最後はこの日のゲストも全員ステージに出てきてコラボ。スローにスタートした「Dream Journey」、出だしの拓郎くんのボーカルを類家くんのミュートしたトランペットが、寄り添うようにサポートする。そこからはほぼ全員で、スローにスローにソロ回ししていく展開に。わくわくと興奮で埋め尽くされたライブは、余韻を味わうように、本当にゆっくりとゆったりと大団円へ。多幸感でいっぱいに満たされたライブを締めくくるにふさわしい、素晴らしい締めだった!

終演22:11。超絶技巧の変態演奏にぐるぐる悶絶させられっぱなしの、とてつもなく衝撃的な、そしてとてつもなく楽しいライブだった。何よりもこのライブ、メンバー4人の演奏中の笑顔が本当に嬉しそうで、心からこのアクトを楽しんでいることが直接伝わってきて、それが観客に共鳴してさらにフロアいっぱいの多幸感を生み出していた。まさにこれこそがライブ!本当に痺れるライブだったなあ。

また観たいなあ。またきっと行くなあ。


《セットリスト》
(1st Set)
 1. Iiwake
 2. CHAT-LOW
 3. MML
 4. Demodori(新曲)
 5. Chemical Wash
 6. Conditioner
 7. Kodama

(2nd Set)
 8. Impro(w/ジェントル久保田)
 9. Bong Bong Chin Chin(w/ジェントル久保田)
 10. Arowari
 11. Goto(w/類家心平)
 12. Uncle「B」(w/類家心平)
 13. (アドリブセッション)(w/Shingo Suzuki&mabanua)
 14. Take U to Somewhere(Ovall)(w/Shingo Suzuki&mabanua)
 15. Shinkado(w/Shingo Suzuki&mabanua)
 16. Sunday

 En. Dream Journey(w/ジェントル久保田・類家心平・Shingo Suzuki&mabanua)



《ヤセイ・コレクティブ》

 松下マサナオ(Dr)
 中西道彦(Ba、Synth)
 別所和洋(Key)
 斎藤拓郎(Gt、Vo、Synth)、

《ゲスト》

 ジェントル久保田(Tb)(在日ファンク、Gentle Folest Jazz Band)
 類家心平(Tp)(DCPRG、菊地成孔ダブ・セクステット、Shinpei Ruike 4 piece band )
 Shingo Suzuki (Ba)(Ovall)
 mabanua(Dr)(Ovall)


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