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【ライブレポ】 2014/2/7 Conguero Tres Hoofers @ モーション・ブルー・ヨコハマ
2014-02-09 Sun 16:56
CTH_pics_800px.jpg
→Conguero Tres Hoofers(コンゲイロ・トレス・フーファーズ)


このライブは、長い長いツアーを終えた彼らの、久しぶりの首都圏ライブ。ただ、なぜかモーションブルーの公式サイトでの予約時に1stセットだけが予約できる設定になっていて、「おかしいなあ、2ndセットは満席になっちゃったのかなあ…」と思いつつ、17:30開場、19:00開演の1stセットを予約。この開場時刻だと、僕のオフィスからは絶対に間に合わないから、早くから午後半日休暇を申請しておいた。といっても、出がけに色々とバタついて、結局オフィスを出たのは14時過ぎになってしまった。

開場時刻の少し前にモーションブルーに着いたら、なんと誰もいなくて、僕が1番乗り。自由席のステージエリア最前中央の席に座って、お酒を飲みながら開演待ち。平日のこの時間だからだろうか、僕が席に着いてからしばらくの間、ひとりもお客さんが入って来ず、最前列でぽつんと僕だけが座っていて、大勢の店員さんに遠巻きに取り囲まれているという、たいへん居心地の悪い状況。そのうち、ゆったりと眠気が襲ってきて、気がついたら寝てしまっていた。目が覚めたら開演30分前で、いつの間にか、場内はほどほどの客入りになっていて一安心。

やがてステージにメンバーの3人が登場。センターのSAROくんを挟んで、上手側がヒデローくん、下手側が渥美さん。とにかく近くて、ヒデローくんからは少し離れていたが、SAROくんと渥美さんにはまさに手で触れられそうな至近距離。

昨年(2013年)10月に、世田谷ものづくり学校でのライブを見たときには、元中学校の教室を使った会場でのライブらしく、程よくリラックスした優しい雰囲気だったのだが、この日は、パフォーマンスの随所から、メンバーのものすごい気迫が伝わってきた。渥美さんがメロディを口ずさみながら、全身を激しく揺らして、渾身のダウンストロークで弦を激しくかき鳴らすと、闇を切り裂くように鋭くアタック音が響きわたる。SAROとアイコンタクトを交わしながら、完璧なタイミングでヒデローくんがパーカッションを叩きまくると、SAROの両足のタップシューズが超高速で恐ろしく正確無比なリズムを叩き出す。かと思ったら、突然高く高く無重力状態で舞い上がり、着地した瞬間、ビシッとキレのあるストップモーションが決まる。とにかく全員のパフォーマンスのキレが凄まじく、かつエモーショナルで、圧倒的だった!しかも僕のすぐ目の前で、そんなアクトが繰り広げられる。床の振動や息遣い、そして空気のふくらみまで生々しくダイレクトに伝わってくるその迫力は強烈そのもの!

このライブを見ていて、音楽表現の原点を改めて思い知った。つまり、音楽とは遠い原始時代から、身近にある音の出るものを叩いたり、身体を動かして踊ったり歌ったり、そういった極めてフィジカルなものであったということ。この日のメンバーの演奏はまさにフィジカルな躍動感にあふれていて、素晴らしかった。そして、ステージ上を躍動するメンバーの姿を見たことが触媒となって、音を伝えるということはこういうことか、と目が覚めるように理解できた。つまり、音楽表現とは、ステージ上のパフォーマーがその表情や、その声や、その身振り、仕草、その他あらゆる身体表現を駆使して、自らの内部にある音楽的感動、音楽的衝動をフロアに向かって伝えよう、分からせよう、という工程にほかならないということ。過去色々なバンドのライブを見てきたが、いいライブアクトには必ずこれが伴っているような気がする。

この日は、さっき書いたようにメンバーの気合が凄くて、最初上着を着ていたSAROくんは1曲目終わった瞬間に上着を脱ぎ捨ててしまった。とにかく汗でびっしょり。「こんな汗かくつもり、なかったんだけど」とSAROくんがMCで言っていたが、2部に入ってシャツも着替えて出て来たのに、それも一瞬でまた汗だらけ。タップ台狭しと激しく踏みまくり、素晴らしいステップやターンやジャンプを決めるたび、汗のしぶきが飛び散って、僕の席まで飛んできた!渥美さんのギターも、ヒデローくんのパーカッションも、激しく自由に羽ばたいていく鳥のようで、その翼に乗ってさらにSAROくんが高く高く舞い上がっていくかのよう。間近で彼らのパフォーマンスに触れて、心の底から、音楽の喜びを感じた。

最初のほうの挨拶MCでSAROくんが、休憩を挟んで2部制でやる旨をアナウンスして、ようやく予約時の謎が解けた。つまりはこの日は入れ替えなしの2セット制だったんだ。おかげで、最後までたっぷり音の世界に浸ることができて、嬉しかったなあ。

第1部は1stアルバムからの楽曲を中心に、第2部は2ndアルバムからの楽曲を中心にした構成。第2部の恒例の「お題のコーナー」では、なんと「金柑」と「オーロラ」と「真冬の海辺」という、お客さんから出た3つのキーワードをお題として3人での即興セッションを。毎回こういう無茶振りされてSAROくんがお題選びに困り果てるのを見るのが楽しいんだよね(笑)。でも、そのインプロビゼーションは、無茶振りされたお題を受けてのものとは思えない、美しくて思索的な演奏だった。渥美さんのギターのディレクションが凄いなあ、と毎回思う。アンコールではJBカバーで熱くアゲてからサッチモのカバーで優しく穏やかに大団円。心が痺れてしまうような、ちょっと誰にも教えたくないような、そんな素敵なライブ体験だった。

長いツアーを通じ、全国各地さまざまな土地で数多くのライブを重ねて3人がたどり着いた境地。それは、移動の時間も演奏の時間も、オンとオフの区別もなく完全に一体になった3人だからこそ到達し得た、音だけで交わすコミュニケーションが完全に成立する世界。彼らのライブには、常にそれがある。そして、信頼しあった3人が発散する強烈な多幸感の波動には、日頃の様々なしがらみにまみれた疲れた僕の気持ちを新しくしてくれる力がある。4月にはまた首都圏でのライブがありそうな告知も渥美さんからあったから、可能な限り次のライブも観に行きたい。まだ見たことない方は、ぜひ一見をお勧めします。ぜひ!


《セットリスト》 …ステージに置いてあった手書きのセトリから。

(1stセット)
 1. さくら
 2. A Kind of Nocturne
 3. Waltz for Debby
 4. Smoke
 5. Untapped Capability
 6. Transfer Ticket
 7. Akashic Love

(2ndセット)
 8. Alethic Blade
 9. Departure
 10. Time
 11. Mother
 12. (SAROタップソロ)
 13. All Things in Universe
 14. (お題のコーナー)
 15. Japanese Music
 16. Selected Future Is Love

 En1. I Got You (I Feel Good)
 En2. What a Wonderful World



《Conguero Tres Hoofers》

 渥美幸裕(Gt)
 西岡ヒデロー(Perc、Tp)
 SARO(Tap)


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