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【ディスクレビュー】 Lamp 「ゆめ」
2014-02-18 Tue 22:00
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○音楽的進化の極北


今回のこのアルバム「ゆめ」を聴いて、バンドの音楽的進化を指摘するリスナーも多いと思うのですが、基本的にこのバンドはデビュー当時から極めて高い音楽性を発揮していたのです。そして、デビュー時点のレベルがすでに高かったが故に、ある意味、このアルバムをさらっと聴いたとしても、その進化の変わり目にはおそらくほとんど気づくことはできないのではないかと思えるほどです。

目まぐるしく予測がつかないミラクルなコード進行と、ブラジル音楽とシティポップと70年代フォークとAORを一緒にしたような、心地よいポップサウンド。それが高いレベルで同居しているのは、このバンドならではです。永井くんの素直で美しいボーカルと、榊原香保里さんのはかなげなウィスパーボイス。今回、トラック3「ため息の行方」のBメロパートにゲストボーカリストとしてSSWの新川忠さんを迎えたり、早耳の音楽好きの注目を集めている北原みなみさんが冒頭3曲のアレンジャーとして参加していたり、と新しい試みも行われていますが、それがLampがもつ音楽性や世界観を変えたのかといえば全くそうではなく、むしろ、彼らがもつLampらしさの輪郭を際立たせ、より洗練させただけ。つまり、本質において、彼らの音楽性はこれまでの作品と、何ら変わっていないのです。何度聴いても、僕にはそのように感じるのです。

こうした非常に良質な音楽が浮き沈みの激しいマーケットの一角に生き永らえているのは嬉しいことです。ただ、個人的には、永井くんボーカルには万人に差さる普遍的な魅力があると思えるのに対し、榊原さんのウィスパーボイスの魅力はかなり聴く人を選ぶのかなあと思ったりします。彼女の歌声が、ウィスパーボイスじゃなくて、豊かな声量と芯のある伸びやかな高音を兼ね備えたものであれば、バンドとしてはさらに普遍的な人気を獲得できるかなあ、と想像する反面、しかしそんなバンドはもはやLampとは言えなくなる気もしますし。やっぱり今のまま、知る人ぞ知るニッチなグッドユニットとしてこのまま細く長く僕たちを喜ばせ続けてくれるほうがいいのかも知れません。


レーベル: P.S.C.
品番:UVCA-3019
発売日:2014年2月5日


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