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【ライブレポ】 2014/7/9 青葉市子 ワンマンライブ @ 恵比寿・LIQUIDROOM
2014-07-12 Sat 22:19
青葉市子ちゃんのライブへの参加はこの日で通算6回目。毎回、僕一人でのライブ参加で、この日も知っている人には誰一人逢わなかった。この日のステージ上には、幅1mほどのエアキャップが縦横に張り巡らせてあって、天井からは、クラゲの形の手作りのランプシェードがいくつもぶら下がっている。フロア上にも、照度の変わる電球が天井のあちこちからぶら下がっていて、ゆっくり明滅している。

やがて客電が落ちて、真っ暗になった場内。薄く明かりが点いたステージからは、水の流れのような音が聴こえてくるが、なかなか市子ちゃんが現れない。と、どこからか市子ちゃんの歌声がして、フロア後方の段上がりの部分あたりにスポットが当たり、その部分、まさに僕が陣取っていたあたりのど真ん中に開演前から置いてあった背の高い脚立の上に、いつのまにか、白いワンピース着た市子ちゃんが出現していた。市子ちゃんが、フロアのお客さんを微笑んで見渡しながら、ゆっくりと音を紡いでいく。そのなんと幻想的だったこと。1曲目「永遠はさよなら」を演り終えたあと、僕のそばを楽しそうな笑みを浮かべて通り抜けていった市子ちゃんは、少女のようにとてもちっちゃかった。

ステージにたどり着いた市子ちゃんは、2曲目以降も、本当に淡々と、持ち曲を演奏していく。満員のお客さんを前に、いつもと変わらないスタイルで、彼女の世界がフロアいっぱいに広がっていく。彼女が歌い始めると、世界の景色がすべて白一色に塗りつぶされて、その中にぽつりと彼女と僕だけが存在しているような感覚に陥ってしまう。自分の内側と外側の境目が分からなくなり、自分の今いる場所が無限に広いのか、狭く閉ざされているのかも分からなくなる。時空がゆがみ、現実の時間の流れからも切り離されて、彼女のまわりだけに広がる閉じた空間に連れ去られて拘束されているような、そんな感覚がひたひたと包み込んでくる。そうすると、もう身動きすらできなくなる。ふと我に返ってフロアを見渡すと、そこにいた満員のお客さんたちの誰もがもう、立った姿勢のまま、動かなくなっていた。それはまさに息をのむような光景。

ライブの中盤以降、市子ちゃんが、リラックスしたMCをぽつりぽつりと入れていくと、ようやく緊張の糸が解けて、フロアの雰囲気も和やかで穏やかな空気に変化していった。ふと市子ちゃんが「盛り上がらないライブだな」とぽつりと言うとフロアが爆笑で沸いた。それは全部市子ちゃんのせいです(笑)。京都で買ったというオオサンショウウオの大きなぬいぐるみを持った市子ちゃんが見せたあどけない表情は、やっぱり可愛かった。この日のセットリストは、昔の曲から最近の曲までバランスよく取り混ぜてあって、特に僕が好きな「パッチワーク」をやってくれたのが嬉しかった。そのうち、昔よくやっていた「イソフラ区ボンソワール物語」とか「日時計」とかもやって欲しいな。

あと、欲を言えば、もう少しPAの音は大き目でも良かった。ギターの音も市子ちゃんのボーカルの音も、この会場キャパにしてはちょっと控えめ過ぎ。もっと大音量にして、リバーブももっと効かせたなら、たぶん観客全員を完全にあっちの世界に連れて行くことができたのではないか。今後またLIQUIDROOMでワンマンライブをやることがあったなら、今度はぜひ大音量設定で。

この日の入場の時に観客全員に渡された、一辺10㎝角ほどの梱包用のエアキャップ。それを使う時は本編ラス前にやってきた。「火のこ」の曲中で、市子ちゃんの合図で一斉にプチプチとフロア中で爆ぜる音が響き渡る。まるで大きな大きな焚火が突然フロアに現れて、その中に投じられた無数の枝々がいちどきに鳴り渡ったかのよう。それはとても神秘的で、とても不思議なひとときだった。

本編が終わって、アンコールを求める拍手が起こると、エアキャップの飾りで覆い尽くされたステージ背面を駆けるようにやってきた市子ちゃんが、ただ一つ、中央部分に空けられた丸いループから登場。そのまま、オオサンショウウオを放り投げながらステージに戻ってきたのが無邪気でまた可愛かった。アンコールの2曲はいずれも穏やかで優しい、暮らしに寄り添うような曲。それはまるで、暗闇を駆け抜けるジェットコースターが、速度を落として終点に近づき、そしてトンネルを抜けて、光あふれる出口へ、ゆっくりたどり着いたかのよう。暗く閉ざされたファンタジーの世界から、現実の世界へ。無事に帰って来れました!

なお、この日の物販で出していた未公開音源8曲入りのUSBメモリは早々に売り切れたのだが、「気が向いたらまた作ろうかな」ということだったので、これからまだ続く「アワぶくツアー2014」の途中で復活するかもしれない。


《セットリスト》

 1. 永遠はさよなら
 2. 灰色の日
 3. 不和リン
 4. レースのむこう
 5. パッチワーク
 6. Imperial Smoke Town
 7. Mars 2027
 8. いきのこり●ぼくら
 9. i am POD(0%)
 10. 機械仕掛乃宇宙
 11. もうみどり
 12. 火のこ
 13. 重たい睫毛

 En.1 うたのけはい
 En.2  はるなつあきふゆ


青葉市子(Gt&Vo)



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