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【ライブレポ】 2015/1/22 「ME:HOLIDAYS presents nijinohoshi vol.1 青葉市子&類家心平 うみの浮ぶこえ」 @ 六本木・音楽実験室 新世界
2015-01-24 Sat 19:53
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今年5回目のライブ参加は、六本木新世界での、青葉市子ちゃんと類家心平くんとのセッションライブでした。

初めて来たんですが、とても面白い形のハコです。ステージの手前の部分が約1mぐらいの深さでぐっとえぐれていて、そこにも客席がつくってあります。メインフロアの最前エリアには、そこに落ちないための鉄柵が設けられています。
この日は割と早く会場に着いたので、メインフロアの上手側の最前席に座って見ることができました。

最初、市子ちゃんと、トランペットを持った類家くんが登場して、市子ちゃんのポエトリーリーディングと類家くんの鋭いトランペットとのコラボ。市子ちゃんのスキャットと、類家くんのトランペットの音が交錯する。柔らかさの全くない、痛いぐらいにひりひりするステージでした。

そのまま市子ちゃんがいったんステージから去って、類家くんだけのアクトに。
これがまた、極めて抽象度の高い、難解で凶暴な、フリージャズのインプロビゼーションでした。音階もリズムも全くない、色のない、ノイジーでモノトーンな世界。類家くんのトランペットの音は、ミュートを突き破って、切り裂くような鋭さでステージから容赦なく襲い掛かってくる感じ。そして、彼がステージに持ってきたサンプラーから流れるバックトラックが、これまた非常に凶暴。オープニングで感じたひりつき感はますます増幅されて、聴いてるお客さんのほうにも、がっつり立ち向かう気魄がないと、負けてしまいそう。ちなみに、僕はすっかり降参状態でした。

ステージの背景に、VJの中山さんが描き出す、いろんな色の液体が流れて広がりながら刻々と変化する映像(「アライブ・ペインティング」って言っているのだそうです。詳しくはこちら)が、また音とぴったり合ってるんですよ。中山さんは、類家くんの音を聴きながら、音とシンクロするようにパフォーマンスなさっていて、とても面白かったです。

そういえば、中山さんのこのVJパフォーマンスは、以前にも新宿PIT INNでヤセイ・コレクティブと類家心平5piece bandの対バンライブを見に行ったときにも観たことがあります。類家くんと中山さんで常時チームでパフォーマンスしているのかも知れないな。

類家くんのソロアクトが終わったあと、しばしの休憩をはさんで、後半は市子ちゃんのソロから。僕にとって、早くも今年2度目になる市子ちゃんのライブ参加になりました。

ギターを使った女性SSWさんは最近とてもたくさんいるけれど、彼女の表現方法は、ほかのひとのそれとは全然違いますね。彼女だけが表現できる、孤独な世界。はかなげなスキャットと、ガットギターの響き。自在なテンポチェンジがすごい抑揚を生んでいて、そして何と言っても音と音の間に横たわる無限の空白がすごい。とにかく彼女は、無音区間の使い方が巧みだと思います。余白が語りかけてくる音楽、なんていうと、何だか水墨画みたいですね。前半やった曲の中では、「メイプルオリーブ」「鬼ヶ島」といった新しい曲たちが新鮮でとても好きです。

後半は類家くんとのコラボになって、これが意外に、とてもしっくりくる感じ。まさか類家くんのトランペットに主旋律を吹かれる「レースの向こう」を観られるなんて思わなかったです。ジャズのマナーで類家くんのトランペットが入ってきても、ピタッと市子ちゃんの世界に寄り添って、色を添える。それが面白かったです。類家くんは、結局最後まで、あくまでも市子ちゃんから一歩引いた演奏スタイルを崩さなかった。さっき書いた「しっくりくる感じ」って、実はこのせいだったのかも知れないな。

前半類家くんと一緒になってから、市子ちゃんの雰囲気がぐっと柔らかくなった。にこにこしながら「面白いですね。ずっと見ちゃう」と類家くんに話したり、トランペットの口真似で、ルパン三世やインディージョーンズのテーマをやってみたり。無邪気な市子ちゃんと、情念の塊のような市子ちゃんと、どちらが本当の彼女の姿なんだろう。

あと、このライブ、とても音が良かったのは、音響がzAkさんだったせいですね。残響の伸びと響きが、普通のPAと全然違ったもの。何かの映画を観ているみたいでした。

最後、終わってから、このイベントを主催したかとうみほさんがステージに上がって、とても幸せそうな笑顔で、このイベントに寄せる思いと感謝の気持ちをこめて挨拶されてました。実にいいイベントでしたよ。



《青葉市子 セットリスト》
 1. ポシェットのおうた
 2. メイプルオリーブ
 3. 冷えた高み(七尾旅人)
 4. 重たい睫毛
 5. 奇跡はいつでも
 6. 鬼ヶ島

(以降、類家くんとコラボ)
 7. レースの向こう
 8. 腸髪のサーカス
 9. いきのこり●ぼくら
 10. Smile(チャップリン)
 11. 4am(類家心平) (雨粒(山田庵巳)の歌詞で)
 12. ひかりのふるさと


青葉市子(Gt&Vo)
類家心平(Tp)

zAk(音響)
中山晃子(VJ)



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