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2011/4/20 People In The Box@中野サンプラザ
2011-04-25 Mon 01:39
震災によって約1か月延期となった振替公演。18:30にオフィスを出て、中野サンプラザには開演時刻19:00の約10分前に到着。おなかが空いていたけど時間がなかったのでそのままガマンして中に入った。僕の席は1階下手側の真ん中から少し後ろ寄り。前回の野音の位置も似たような感じで、なんだかピープルのライブは下手ばかりだ(笑)。

周りを見渡すとかなり空いていて、僕がついた時点でおよそ7割。開演時刻を過ぎても8割程度の入りで、振替公演のせいなのか空席が目立つ。この日はビデオカメラがたくさん入っていて、確認できただけでも固定カメラが1階前方ブロック下手側の最後尾と1階センター最後方に、それからステージそばには上手側に手持ちカメラが。何かの形で映像化されると嬉しいなあ。

開演時刻を10分ほど過ぎたとき、ステージSEが流れ、波多野くんのポエトリーリーディングが始まった。白いスクリーンの向こうに薄青くメンバーのシルエットが浮かぶ。客電は少し暗くなったが、完全には落ちないまま、波多野くんの朗読が続く。

朗読が終わった瞬間、客電が完全に落ち場内が暗転し、まずは1曲目「東京」からライブスタートするが、スクリーンは上がらない。曲の終盤「恋に落―ちーたー」と激しく展開するところでようやくスクリーンが上がり、ステージ後方のフロアから強烈な白い照明が逆光になって客席へ向かって飛ぶ中、ステージ上にメンバーが現れ、客席から大歓声が上がった!

そのまま続けて「アメリカ」。波多野くんの声は、前回の野音では高音部がところどころ苦しかった感じだったけど、今日はどこまでも伸びやかで力強い。山口くんのドラムがシャープで激しくて素晴らしい。

山口くんの「お待たせ東京―!」という絶叫に続けて「ベルリン」へ。天井から垂直に落ちる赤い照明と緑の照明が、「RED LIGHT GREEN LIGHT」という歌詞に合わせるかのように激しく交互にフラッシュする演出は野音とはまた趣が異なっていてカッコいい。

この日感じたのは、今回の中野公演は観客の歓声、ノリ、ともにとても熱かったこと。微動だにせず見ている人もいたことはいたが、前回の野音よりはるかにみんなが自由に揺れている感じに、とても嬉しくなった。そもそも、このクオリティのライブアクトを観て体が動かないというのは本当に信じられない。

曲が終わって波多野くんが「ハロー?ご機嫌いかが? 今日は来てくれてホントにありがとう。目いっぱい楽しんで帰ってください。ぼくらも一生懸命楽しみます」と言った後、山口くんがドラムスティックを4回叩き合わせて、ゆっくりと「レテビーチ」、それから「新市街」、「泥の中の生活」と続く。公演延期の想い、それから311への想い、色々な想いを乗せたかようなストイックな演奏が、激しい音圧を伴って客席に押し寄せてくる。引き締まったライブアクトは明らかに野音で見たピープルとはまったく別次元で、確実に次のレベルへと進化したように思った。「泥の中の生活」の中盤、「いちたすいちたすいちたす・・・」の後、強烈なフラッシュを繰り返す照明の中にメンバーのシルエットがコマ送りのように映った。波多野くんは興奮のあまりフロアスピーカーの上に上ってしまうほど。

そのまま曲間ゼロで「火曜日/空室」。これも曲の終盤の感情のほとばしりが凄い!波多野くんがシールドを引っ張って走り出しステージの縁まで、客席へ落ちて行きそうな勢いで突進する。さらに続けて「ストックホルム」。「排水口渦を巻く」の部分では山口くんとユニゾン。

そのあとステージ上で各自チューニングに。ホール内が、長い長い、誰もいないかのような沈黙に支配されたが、福井くんが「静かですね・・・ありがとうございます。ここまで長かったです」とMCの口火を切った。波多野くんは「ここにいるとなんかすごく『コンサートしてる』って感じです」と言ったのが笑った。さらに「本来1か月前にツアーが終わっていたはずだけど、なぜか皆さんをじらすことになったのは、やっぱり本質的に僕らがドSだっていうことですよね」とか、だんだんMCも調子に乗ってきた。「攻めの手を緩めんぞ!」とか言ったもの(笑)。

MCの後は、「マルタ」「どこでもないところ」「リマ」「犬猫芝居」「月曜日 / 無菌室」までほぼ一気に。基本的に曲間に波多野くんが一言「ありがとう!」と挟むだけで、本当にストイックにライブが進んでいく。いつしかステージには天井から大小いろいろな形の格子状のパネルが下りてきて、そこに照明が左右上下から非常に効果的に当たっている。今日の照明はとても素晴らしいなあと思って天井をみたら、小さいミラーボールがあるのが分かったが、結局これは最後まで使われなかった。

この頃には自由に揺れている観客もだいぶ多くなり、曲の終わり目ではいいタイミングで客席から歓声が飛ぶようになった。やっぱりライブは、こんな風にバンドと観客が反応を交わしあって盛り上がっていくのがわかると、楽しさが格段に増すなあ。

演奏のあと、再び長い沈黙が訪れる。と思ったら、沈黙を切り裂くように「来てる来てるぅ~~っ!!!」と山口くんの奇声MCが(笑)!毎回唐突過ぎ、観客が引くのを承知の上の確信犯的な芸風だから仕方ない気もするが、僕が親なら絶対やめさせる(笑)。
物販紹介MCなど「限定Tシャツ、ライムグリーンですね!リピートアフターミー、らあ~いむ グリ~ン・・・。らあ~いむ グリ~ングリ~ンらあ~いむ!」とか、山口くん調子に乗りすぎだ(笑)。
あと、次回ライブ「空から降ってくるVol.3」の告知、チャリティグッズ(バッジ&ステッカー)の紹介も。

「残り時間がわずか、なんかいろいろ感情が織り交ざってますが、今日も全力でぶっ殺しにいくんでよろしく!」的な山口くんのMCからライブは後半へ。まずは「天使の胃袋」から!この曲、僕はめちゃくちゃ好きで、とにかくアガった!首を振り過ぎてクラッときてしまうほど。
続けて「はじまりの国」、さらに「旧市街」。畳み掛けるような構成でぐいぐいとライブが牽引されていき、気が付くと感情の渦に飲み込まれているような圧倒感がすごい。「旧市街」が終わった後もそのまま激しいギターノイズをループさせていたかと思うと、ふっと音が消え、次の瞬間「JFK空港」へ。力強く劇的なポエトリーリーディング、長いラララのスキャットから、万感の思いを込めて本編ラスト。時間が止まったような静寂のあと、ゆっくりと拍手が沸き起こり、やがてそれは大きく会場を包んだ・・・

メンバーがいったんステージから下手袖へ去った後、アンコールを求める長い長い手拍子が。それは3分以上続いたが、体感的にはもっともっと長かったような気がする。

拍手に迎えられてメンバーが再登場。客席を背に記念撮影。僕も写ったかな?たぶんフレームには入らなかっただろうなあ(笑)。
そのあとの波多野くんの長いMCは、311後の一変した世界への戸惑いを正直に打ち明けながらも、前向きに進んでいることが伝わる、心のこもったものだった。「なんかいろんな感情が錯綜してそれが逆に突き抜けてるような。Family Recordは僕たちにとってすごく意味のあるCDで、ツアーはさっと終わらせて、早く次のレベルに行くぞ、と思っていた。そうしたら世界が一変して、今まで確信があったものが確信じゃなくなって、正しいとか間違っているとかもなくなった。トライアンドエラー、自分が信じることをやって、ダメだと思ったらやめて別のことをする、そんな1か月だった」「でも逆に、正しいとか間違ってるとかが一回リセットになって、僕らは自由になったから、これからはもっと良くなる。だからみんな楽しもう」というようなことを、言ったはず。これは非常に共感できる・・・やはり自分の今できることを精いっぱいやることしか、今はないんだと思う。

アンコールの1曲目は新曲!ミディアムテンポの優しい曲で、中盤から激しさと力強さが加速していく佳曲。続けて「She hates December」。最後の盛り上がりが激しくカッコいい!そしてそのまますぐに「スルツェイ」。曲のラスト部分では波多野くん声が裏返るぐらいの熱唱。
演奏が終わると、場内の至る所から歓声が沸き起こった・・・

メンバーがゆっくりと下手にハケて、客電がついてSEが流れ始めたので立って帰ろうとしたが、客席を見渡すとだれも客席を離れずに手拍子を続けている!慌てて席に戻ってダブルアンコールを求める拍手に加わった。

すると間もなく山口くんが一人登場し、まさかまさかのダブルアンコールへ。山口くんが開口一番「今すごく泣きそうです!」と叫んだ。泣いちゃってもいいんだこういうときは。
終演後の物販に山口くんが立つ、と本人からアナウンスしていると、福井くんも続けて登場。「バッジ買った?」という山口くんの問いに「大ちゃん物販に行くんでしょう?その時買いに行くよ」と。因みに最近福井君はパソコンを買ったそうで、これからネットを引いたらエロサイト等も観る予定とのこと。

そして波多野くんが登場。ツアーに参加したファン、それからスタッフに順々に感謝の言葉を述べた後、「あと個人的に 二人の最高のメンバーに」と波多野くんから感謝の言葉が出たのがとても感動的だった!

最後に山口くんから「これホントにやるつもりなかったから・・・今回のツアーで正真正銘のラスト1曲やります みんなありがとう!」というMCに続いて、この日の大トリを飾ったのは「ヨーロッパ」。最後を締めくくるにふさわしい、気持ちのこもった、圧倒的な演奏だった。

21:20終演。素晴らしいライブだった。
言葉にいい表せないような不思議な感動が、帰りの電車のなかでずーっと尾をひいていた。
破壊と再生、そんな言葉が頭をよぎった。


《セットリスト》

1. 東京
2. アメリカ
3. ベルリン
4. レテビーチ
5. 新市街
6. 泥の中の生活
7. 火曜日 / 空室
8. ストックホルム
9. マルタ
10. どこでもないところ
11. リマ
12. 犬猫芝居
13. 月曜日 / 無菌室
14. 天使の胃袋
15. はじまりの国
16. 旧市街
17. JFK空港

En1. (新曲)
En2. She hates December
En3. スルツェイ

D-En. ヨーロッパ


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